いつもと同じ朝、
いつもと同じ通勤電車に乗り込んだ人たちが、
史上最悪のテロ事件に巻き込まれた。
地下鉄サリン事件は、1995年3月20日の朝8時頃、東京都内の地下鉄で発生した無差別テロ事件です。オウム真理教の幹部構成員が、丸ノ内線、日比谷線、千代田線の5つの電車内で化学兵器サリンを散布しました。
この事件により、14人が死亡し、約6,300人が負傷しました。事件の標的は霞ケ関駅を通る路線で、警視庁を含む各省庁が集中する地域の職員らを狙ったものでした。
犯行グループは、あらかじめ先端を尖らせた傘を使ってサリンの入ったビニール袋を破り、車内に散布しました。事件の目的は、オウム真理教への強制捜査を阻止することでした。
この事件は日本社会に大きな衝撃を与え、その後の捜査によってオウム真理教の犯行であることが明らかになりました。事件から30年近くが経過した現在も、被害者の中には重い後遺症に苦しむ方々がいます。
「1995~地下鉄サリン事件30年 救命現場の声~」TVerで期間限定無料公開中。
3月21日(金)21時から22時52分にフジテレビ系で放送された『1995〜地下鉄サリン事件30年 救命現場の声〜』というドキュメンタリードラマが放映されました。
このドラマは、1995年3月20日に発生した地下鉄サリン事件から30年が経過したことを受けて制作されました。主演は津田健次郎で、テレビドラマ初主演を飾りました。
ドラマの特徴として、事件当時の救命活動に焦点を当て、自らの命も危険にさらしながら懸命に救助にあたった人々の姿を描いています。
30年間にわたる独自取材に基づいて制作され、救命救急ドラマとして構成されています。
スクープ映像や当時の無線音声を織り交ぜたドキュメンタリードラマとなっており、実際の営団地下鉄(現:東京メトロ)の無線音声が初めてテレビで放送されました。
ちなみに、ドラマの中にも出てきましたが、警視庁無線交信記録はこちらで聞けます。
このドラマは、地下鉄サリン事件という日本に大きな衝撃を与えた出来事を、救命活動という視点から描き出し、30年の時を経て改めてその意味を問いかける作品となっています。
正直、このテロ事件について深く知らなかったので結構な衝撃を受けました。
3月21日(金)の放映後から1週間程度であればTVerでも無料で観れると思うので見逃した方はぜひ。
