「MacBook Air (M2, 2022)」に「Parallels Desktop 18 for Mac Pro Edition」と「Windows 11 Pro」をインストールし、「ドラゴンクエストXオンライン」を動かします。
はじめに
これまで使っていた「MacBook Pro(Late 2016)」はMacらしい使い方をほとんどせず、「Boot Camp」で「Windows 10 Home」動かし、「ドラゴンクエストXオンライン」を遊ぶためのツールと化していました。
先日「MacBook Air (M2, 2022)」を手に入れましたが、「MacBook Air (M2, 2022)」でも「ドラゴンクエストXオンライン」で遊びたいです。
「MacBook Air (M2, 2022)」のスペックは[8コアCPU/10コアGPU/16GBユニファイドメモリ/512GB SSD]です。
しかしBoot CampはIntel Macのみの対応となり、Apple Silicon搭載Macには使えません。
そこで「Parallels Desktop 18 for Mac Pro Edition」を導入し、この上でWindowsと「ドラゴンクエストXオンライン」を動かすことにしました。
Parallels Desktop 18 for Mac Pro Edition
「Parallels Desktop 18 for Mac Pro Edition」はいわゆる仮想マシンソフトウェアです。簡単に言えばMac上でWindowsを動かすことができるソフトウェアです。
最新バージョンは「Parallels Desktop 18 for Mac」シリーズで、「Windows 11」に最適化された仮想ソフトウェアとなります。
「Parallels Desktop 18 for Mac」にはいくつかエディションがありますが、個人で使うならStandard EditionかPro Editionになります。
1,000円くらいしか違わないので、今回はPro Editionを導入することにしました。
ライセンスの購入からインストールまで、何一つ迷うことなくスムースに進みました。
その後のWindowsのインストールも流れるように簡単でした。
Windows 11 Pro
残念なことに、「Parallels Desktop 18 for Mac Pro Edition」は「Windows 11 Pro」しかインストールできません。Homeは選べません。
(ちなみにApple SiliconはArmアーキテクチャをベースにしたAppleオリジナルチップですので「Windows 11 Pro」もArm版が必要となります。)
ただ、何らかしら工夫をするとHomeをインストールすることもできるようですが、最適化された環境にしたかったので詮索はせず、おとなしくProをインストールすることにしました。
ちなみに、これまで使っていたWindows 10 Homeのライセンスが使えるのでは?と甘い期待をしていましたが甘すぎました。
普通に、新たに「Windows 11 Pro」のライセンスを購入しました。これ、予定外の出費だった…。
ドラゴンクエストXオンラインのインストール
「ドラゴンクエストXオンライン」はすべてAmazonで購入していますので、Amazonの「ゲーム&PCソフトダウンロード」からダウンロードし、インストールを進めます。
僕の場合、Ver.1とVer.2とVer.3だけオールインワンであとは個別なのですが、このオールインワンだけインストーラーが古いのか、インストール過程でいくつかエラーが出て焦りました。ただ、ひとまずインストール自体はできたようです。
Parallels Desktopをチューニング
「ドラゴンクエストXオンライン」はFINAL FANTASYシリーズのような高グラフィックではないものの(そもそも目指しているところが違う)、それでも綺麗なグラフィックで楽しみたいです。
綺麗なグラフィックを楽しむのであれば、やはり解像度を上げるのが必須となりますが、あまり上げすぎるとコミュニケーションウィンドウが小さくなりすぎてチャットがし難い等の支障がでますので、「1920×1080」が個人的には限界かなと思います。
というわけで、「ドラゴンクエストXオンライン」の設定は、グラフィック設定を「最高品質」、解像度を「1920×1080」、表示方法を「フルスクリーン」、フレームレートを「60fps」にしました。フレームレート「60fps」は非常に重要で、こうしておかないとヌルヌル動きません。
これでゲームを開始してみました。おおむね問題ないのですが、街とかでキャラクターの進行方向を急に変えたりするとカクつきます。
しょっちゅうなるわけではないのですが、まあまあなります。引っかかるというか。
気になりますねぇ。
「Boot Camp」+「Windows 10 Home」ではならなかった現象かと。
やはりネイティブは強い。
そこで「Parallels Desktop 18 for Mac Pro Edition」の設定をちょっとチューニングしました。チューニングと言っても仮想CPUと仮想RAMぐらいしかいじりようがないです。
ひとまずCPUは6 vCPU、RAMは12GB vRAMにしました。これ以上は上げられないようです。
この設定で再び遊んでみましたが、いくばっかカクつきは解消されたように思えます。完全解消とはならず残念。
ドラゴンクエストXオンラインのベンチマーク
ベンチマークソフトを使ってチェックしてみます。
グラフィック設定は「最高品質」を選んで、表示方法は「ウィンドウ」、「仮想フルスクリーン」、「フルスクリーン」それぞれで実施。
なぜかフルスクリーンは解像度が「800×600」しか選べなかったのですが、他は「1920×1080」です。
仮想スクリーンがびみょいと言えばびみょいですが、ベンチマーク的にはなんら問題ない結果となりました。
おわりに
若干カクつきは残るものの、その他は特に問題となる部分は見当たらず、戦闘においても違和感なしです。十分すぎるくらい遊べる状態です。というか全く問題ないです。
また、イベントムービーもおもいで映写機でいくつか再生してみましたがこちらも問題なし。
「MacBook Air (M2, 2022)」と「Parallels Desktop 18 for Mac Pro Edition」と「Windows 11 Pro」と「ドラゴンクエストXオンライン」、いけますね。
お試しあれ。
Update 2024.2.19追記
2023年9月に「Parallels Desktop 19 for Mac Pro Edition」がリリースされましたのでアップグレードしました。なんとカクつきがひどくなってしまい途方に暮れていたのですが、その後いくつかアップデートが入りカクつきは解消されました。「Parallels Desktop 18」の頃にあった若干のカクつきすら無くなったと思います。現在の最新ビルドはParallels Desktop 19 for Mac 19.2.1 (54832)です。
Update 2024.3.31追記
「【解像度問題】『ドラゴンクエストX 未来への扉とまどろみの少女 オンライン』はMacBook Air(M2,2022)だと正直きつい #DQ10」を書きました。
参考になりました。レビューありがとうございます。
まだIntel Macを使っていてそろそろ買い替えたいと思っています。
ひとつお聞きしたいのですがゲーム中のMac本体の発熱はどのような感じでしょうか。
記事を拝読したところサーマルスロットリングの発生は心配しなくてよさそうですが…。
差し支えなければ教えていただけると幸いです。
コメントありがとうございます!
厳密に計測はしていませんが熱くはなっていないです。
おそらく大丈夫と思います!
返信ありがとうございます。
体感で熱くなっていない上にD.S様が普通に遊べているのなら全然問題ないですね!
M3版MacBook Airが発売されるであろう4月に向け情報収集していたところ、しれっと発売されてしまったので動揺してしまいました (^_^;
追伸:二重でコメントを送信してしまったようです。失礼しました。
Parallels ToolboxにCPU温度をはかるツールがあるので今度計測してみます!