前日の予選では、一番応援している#23 XANAVIは13番手と下位に大きく沈みました。
理由はいろいろありまして、今回、GT-R勢は特別性能調整が前戦+50kgより拡大し、デフォルトで+80kg余計に積まされ、最低重量1,180kgになります。(SC430は1,100kg、NSXは1,140kg、出典:NISMO | MOTORSPORTS / SUPER GT 2008)
さらに#23 XANAVIは、前戦の第2戦で勝ち、さらに予選ではポールポジションと凄まじい成績であったため、第2戦時にあったウェイトハンディ+55kgに+50kg+10kgで+115kgとなります。
この結果、単純計算では第3戦#23 XANAVIは1,295kgとなります。しかし、2008 SUEPER GTのレギュレーションでは最大積載量が1,200kgと定められているため、それを超す場合はリストリクターでの相当重量制限となります。
つまり第3戦富士、#23 XANAVIは、特別性能調整で1,180kg、さらにウェイトハンディで+20kg、そのうちリストリクターの制限で+95kg(ウェイト+95kg相当)を課せられることになります。
課せられる理由 | #23 XANAVI GT-R | #36 PETRONAS SC430 | #1 ARTA NSX |
第3戦から適用される特別性能調整を加味した最低重量 | 1,180kg | 1,100kg | 1,140kg |
第2戦時のウェイトハンディ | 55kg | 20kg | 0kg |
第2戦予選の結果(#23 ポールポジション) | +10kg | +0kg | +5kg |
第2戦の結果(#23優勝) | +50kg | +10kg | +20kg |
第3戦時のウェイトハンディ | 1,295kg※ | 1,132kg | 1,165kg |
※1,295kgのうち、95kgはリストリクターの制限による95kg相当のハンディ。
このように、#23 XANAVIは他車より異様にハンディを背負っている状態なのです。
決勝日のフリー走行を観ても、それは明らかでした。直線はまるでGT300クラスのようで、ヘタをするとGT300のポルシェ勢とそう違わないくらいの遅さでした・・・。
フリー走行の結果は16位。ともかくしょうがないです。
・・・がしかし、性能調整、本当に必要なのかと疑問を感じます・・・。